本研究の目的は、アクションリサーチ(SSM)を用いて、災害看護への動機づけを相互支援するプロセスを明示することであり、有事の際に貢献できる看護師育成を目指す。ワークショップと実践を通して、「災害看護に対する思い」と「変化」を明確にし、ミニプロジェクトを計画し実践した。その結果、災害に関する仲間が身近にいることに気づき、相互支援となる仲間作りが可能となった。なお、2011年3月の東日本大震災では、被災地支援・後方支援として、研究参加者が自ら率先して活動している。従って、本研究は有事の際に活動できる看護師育成に寄与できたと確信している。
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