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2009 年度 実績報告書

看護技術演習におけるe-learningを活用した動画補助教材の開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 21792186
研究機関県立広島大学

研究代表者

中垣 和子  県立広島大学, 保健福祉学部, 助教 (90420760)

キーワード動画補助教材 / 看護技術 / 看護基礎教育
研究概要

本研究は、看護基礎教育における看護技術習熟度の向上を目指している。研究の全体構想は、学内の看護技術演習において、紙媒体のみの技術演習補助教材と動画およびインターネットを活用した技術演習補助教材を使用した場合の看護技術演習の習得の違いについて明らかにし、演習に効果的な補助教材の開発および評価を行なうことである。
近年、看護職者には、より患者の視点に立った質の高い看護の提供が求められている。質の高い看護の提供のためには、的確な知識と看護技術に基づいた看護過程の展開が必要となる。しかし、看護基礎教育における看護技術に関しては、平成19年度の看護基礎教育の充実に関する検討会報告書の中で、臨地実習での看護技術の実践の難しさがあるという現状とともに卒業時の看護技術能力の向上への対策の必要性が述べられており、看護技術能力向上にむけたよりいっそうの工夫が求められている。看護技術演習の補助教材としてe-learningを活用した動画補助教材を導入することは、自分のペースで主体的な自己学習・反復学習を行うことができ、技術演習前のイメージ化、技術演習後の再現化を促すことができ看護技術能力の向上に寄与するものと考える。
今年度は、紙媒体のみの補助教材を使用した学内看護技術演習の学習効果と課題を明らかにするために、研究参加の承諾が得られた3年次生を対象に調査を実施した。調査は、看護演習終了直後(1回目)7月と看護演習終了3ヶ月後(2回目)10月の計2回、自己記入式質問紙を用いて実施した。現在は、結果と文献をもとに学内看護技術演習の動画補助教材を開発している段階にある。次年度は、開発した動画補助教材を使用した学内看護技術演習の学習効果と課題を明らかにする予定である。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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