研究課題
若手研究(B)
本研究は、手術後の疼痛緩和の方法と皮膚知覚低下との関連を明らかにすることを目的として実施された。結果、Pain Visionでの評価により術後の患者の半数に皮膚知覚低下を認めた。皮膚知覚低下者の割合は術後日数の経過とともに減少した。また、Semmes-Weinstein monofilaments testで評価された知覚では、術前から皮膚知覚低下している患者が半数に上ることが明らかとなった。術前からの皮膚知覚低下が高頻度にみられることから、がんの遠隔障害の可能性が示唆された。術後の疼痛緩和による皮膚知覚低下との関連をIV-PCA単独とIV-PCAおよび硬膜外麻酔併用で検討したが、皮膚知覚低下との関連は認められなかった。
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滋賀医科大学看護学ジャーナル 9巻
ページ: 40-43
http://www.shiga-med.ac.jp/~hqahn/sub1.html