広島県内のがん診療連携拠点病院9施設の外来で治療を受けているがん患者の家族(患者が主たる支援者と認知している者)1048人に調査票を配布し、663通の返信を得た(回収率:63.3%)。家族が抱える悩みとして最も多かったのは「患者の今後の治療や将来について(34.3%)」、つづいて「患者の痛みや副作用等の身体的苦痛(31.9%)」、3番目は「患者の不安や恐怖など精神的苦痛(14.4%)」であった。負担については、「なし」と回答した家族が最も多く(31.0%)、つづいて「収入、治療費、貯蓄などの経済的なこと(22.2%)」であった。
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