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2009 年度 実績報告書

2児の親となること-第2子妊娠期から出産後における親役割受容尺度の開発-

研究課題

研究課題/領域番号 21792258
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

坪田 明子  滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (10324691)

キーワード家族看護学 / 助産学
研究概要

第2子を迎える転換期を健全に乗り切ることは、その後の育児や家族関係の成長発達、兄弟の愛着関係に大きく影響する。先行研究および研究者の研究により、第2子を迎える過渡期において、2児の親役割意識は初産婦と異なることが分かった。そこで本研究では、2児の母親としての役割受容状態を測定する尺度を開発することを目的として取り組んでいる。
初年度である平成21年度は、研究者の先行研究で得られた質的データおよび分析結果から、第2子を迎える過渡期にある母親の独自性を示し、2児の親としての役割受容状態を構成する要素を抽出することを目指して、以下の課題に取り組んだ。
先行研究である「2児の親となること-第2子妊娠から出産後における親役割受容プロセスの相違-」の質的データを吟味するため、再度逐語録を整理した。次に、周産期心理に精通した質的研究の専門家にスーパーバイズを受けながら、特に第2子妊娠期の母親の心理面に焦点をあてて、キーワードの抽出を行った、また平行して、経産婦に関する国内外の文献検討を行った。経産婦に関する国内の文献は初産婦と比較したものが多く、経産婦独自の特徴を表す研究、また研究者の目指している尺度に関する先行研究は見当たらなかった。国外における経産婦に関する研究は、心理面に焦点をあてた質的研究により、経産婦は初産婦とは異なるサポートが必要であることが示唆されていた。
次年度は、引き続き質的データの分析を進め、また、2児の親に関する国内外の文献検討を行うことで、本研究で用いる2児の母親の独自性および役割受容状態の概念やその構成要素について検討し、尺度開発を進めていく予定である。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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