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2009 年度 実績報告書

周産期から育児期に関する質問票の日本語版開発:予備調査の完了

研究課題

研究課題/領域番号 21792285
研究機関甲南女子大学

研究代表者

岸 利江子  甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 客員研究員 (20332942)

キーワード尺度開発 / 日米比較 / 周産期ケア / 質問紙翻訳 / 女性の体験 / 予備調査
研究概要

本研究は、後の全国調査のための尺度開発をおこなう方法論デザインの準備研究である。周産期の女性の体験について日米間比較を可能にする質問票を開発し、回答エラーの起こる原因を質的に調査することによって測定エラーを予防することを目的としている。また、研究に参加する女性にとって一番良い研究方法を追求している。
本年度は、日米の周産期ケアに関する文献を検討するため、多数の書籍を購入した。アメリカのListening to Mothers質問票の産後・育児・女性の就労版(J-LTM-pp)について、LTMに含まれている既成の尺度(Postpartum Depression Screening Scale)の著作権について、原版制作者と契約をした。その後、パラレル・コミッティ・アプローチを用いてLTM-pp質問票の慎重な翻訳をおこなった。翻訳間の相違点について話し合い、コンセンサスを得た。その後、周産期保健の専門家の意見を取り入れ、質問紙の内容妥当性を評価した。本研究者の帰国後、国内で落ち着くに伴い、データ収集のフィールドさがしをおこなったが、当初の予定であった役所関係は調査研究協力に消極的であり、ベネッセ次世代育成研究所内チャイルド・リサーチ・ネットと、既存の人脈を通じて、協力施設を募ることとした。来年度に、J-LTM質問票を用いてプレテストのデータ収集・分析・まとめをおこなう。
また、本研究の前段階の学位論文研(J-LTM-II質問票、妊娠期~産褥早期)について、アメリカの学術雑誌に2本の論文執筆と投稿を行い、査読を経て受諾された。(665文字)

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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