定年退職後に地域を基盤としたボランティア活動に参加している高齢男性に焦点をあて、彼らは、どのようなきっかけでボランティア活動に参加し、どのように活動しているのか、その意味を探求することを目的に質的記述的研究を実施した。その結果、高齢男性のボランティア活動への参加のきっかけとして、【退職を契機とした自己の課題の明確化】と【参加行動を促す外的要因】の2つのカテゴリが抽出された。また、ボランティア活動への継続参加の要因として、【地域の課題を認識する】【地域を守ることへの責任感】【地域に役立つ自分への達成感が得られる】【男性の居場所がある】【家族の理解がある】の5つのカテゴリが抽出された。
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