本研究は、産業医が常勤ではない事業場に焦点をあて、職場のメンタルヘルス対策の2次予防活動における産業看護職のケースマネジメント・モデルを開発することを目的とした。先行研究等による知見の整理から、職場のメンタルヘルス対策における産業看護職のケースマネジメントの枠組みを定義した。また、職場のメンタルヘルス対策におけるケースマネジメントの実績を持つ産業看護職9名を対象とした面接調査を実施し、ケースマネジメントの手法を質的帰納的に抽出し、ケースマネジメントの概念枠組み等から検討し、ケースマネジメント・モデルの特徴を示した。
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