本研究の目的は、軽度発達障害児の療育支援体制の充実にむけた活動評価指標を開発することである。軽度発達障害児の療育体制の実践事例を詳細に調査し、支援体制の充実にむけ、保健活動の根拠の明確化および保健活動の今後の方向性を導出する活動評価指標を開発することを目指した。軽度発達障害児の療育支援体制づくりに関する保健活動に取り組んだ保健師3名を対象とし面接による実態調査を実施した。結果より、軽度発達障害児の療育支援体制の充実に向けた活動評価として、6局面から構成される指標が見出された。指標の有用性の検討は、今後の課題である。
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