本研究の目的は、『団塊世代』と呼ばれる1947年(昭和22年)~1949年(昭和24年)生まれ、現在63歳~61歳に該当する世代の退職直後(1年以内)の男性を対象に、地域活動への参加に対する関心と行動のきっかけとなる動機と健康状態について追跡調査から経年的変化を明らかにすることである。具体的には、退職後に地域の中で新たに築き出した交流の状況の様子について退職前の交流の状況とも比較しながら、地域活動に積極的に参加するという変化を遂げた人と、閉じこもり傾向にある人との違いについて質的に明らかにすることを目指している。 本年度は、以下の2点を実施した。 (1)定期的面接内容を確定し、本学倫理審査委員会にて承認を得た。 (2)退職直後の該当世代10名を選出し、定期的に個別面接を行い地域活動への接点や関心、健康行動の有無について質的に調査した(平成23年度まで継続中)。
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