1.本研究の先行研究について、学会発表を3件行った。 1)第36回日本看護研究学会学術集会において、「看護学生のコミュニケーションスキルと自尊感情および大学生活満足度との関連」を発表した。社会的スキルがメンタルヘルス(自尊感情と大学生活満足度で評価)に関運していた。社会的スキルを向上させる教育プログラムは学生のメンタルヘルスの向上に寄与する可能性が示唆された。 2)第30回日本看護科学学会学術集会において、「看護職を対象とした短期型アサーション講習会のメンタルヘルスへの効果」を発表した。アサーション講習会6ヶ月後に同僚サポート認知が有意に上昇した。上司サポート認知は上昇傾向であったが有意ではなかった。 3)第15回日本在宅ケア学会において、「訪問看護師の仕事満足度と仕事継続意思との関連」を発表した。<現在の職場継続意思>と<訪問看護師継続意思>には<仕事内容満足>が最も強く関連していた。<現在の職場継続意思>には、<仕事内容満足><仕事量満足><人間関係満足><給与満足>の順で関連がみられた。現在の職場を継続するためには、仕事内容にやりがいの持てる組織管理体制のありかたを検討することが必要である。 2.メンタルヘルスプログラム案の作成と修正を行った。在宅看護学分野の大学教員によるスーパーバイズを受け、それに基づく修正を行った(継続審議中)。 3.訪問看護師の仕事満足についての文献検討、概念分析を行った(継続実施中)。
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