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2011 年度 実績報告書

病的賭博者家族の自助グループ参加による内面的成長過程

研究課題

研究課題/領域番号 21792348
研究機関川崎医療福祉大学

研究代表者

齋藤 美紀  川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 講師 (30515789)

キーワード病的賭博 / ギャンブル依存症 / 家族 / 自助グループ / 依存症 / Addiction / Pathological Gambling / Self-help Group
研究概要

【研究目的】病的賭博者家族の自助グループへの参加による内面的成長過程を明らかにする。
【研究方法】
1.対象者:自助グループまたは公共機関主催の家族会に参加している病的賭博者家族。
2.データ収集:2009年9月~10月、半構成的インタビューガイドを用いた個別面接を1人1回実施した。
3.分析方法:面接内容を録音、逐語録を作成し内容及び意味に忠実に逐次的に分析した。個人の体験を内容により分類した後、9名分のデータを内容の類似性に基づきカテゴリー化した。
4.倫理的配慮:自助グループの代表者、病的賭博者家族への支援を行っている公共機関長と担当者に研究の趣旨を説明し対象者の紹介を受けた。本研究は研究機関の倫理委員会の承認を得て実施した。
【平成23年度実績】
平成23年度は、第1回日本保健師学術集会成人保健2にて「病的賭博者家族の自助グループ参加による病気の認識の変化」をポスター発表した。病的賭博者家族の病気への認識は【個人の趣味・遊び】【病気ではないか】【病気の確信】【病気の理解】へと変化していたこと、各認識の特徴を事例に基づいて説明した。
本会は日本保健師連絡協議会の開催であり、全国各地の保健師が参加していた。会場からは「本人が回復に向かうにはどうすればいいか」「専門職や病院、行政機関は家族の支援に役立っていたのか」「本人に病気の自覚のない統合失調症にも応用できるのか」等、発表内容に対して個別の相談や問い合わせがあり、地域で働く保健師が病的賭博に関心をもっていることが分かった。今後も病的賭博の実態に関する情報提供及び問題提起を継続する必要があることが確認できた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 病的賭博者家族の自助グループ参加による病気への認識の変化2012

    • 著者名/発表者名
      齋藤美紀
    • 学会等名
      第1回日本保健師学術集会
    • 発表場所
      東京工科大学蒲田キャンパス(東京都)
    • 年月日
      2012-03-09

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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