研究課題
研究活動スタート支援
当該研究では、「化学物質を起因とする野生動物の病態」の中で、特に「免疫抑制」に焦点をあて、その現状をフィールドレベルで調査・研究を行った。調査地域であるザンビア共和国では、鉱業活動の影響により、家畜であるウシやげっ歯類において、炎症性サイトカインや酸化ストレスマーカーの変動が明らかになり、重金属への曝露が免疫応答に影響を与えている可能性が示唆された。これら得られた免疫かく乱の結果と土壌中重金属濃度のGISの結果を併せて解析した結果、土壌の汚染分布と生物中蓄積濃度やMT発現量との間に相関は見られず、摂餌などのその他の要因の影響が強いことが示唆された。
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