使用済核燃料管理-サイト内乾式貯蔵の可能性-

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21810027
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 環境影響評価・環境政策
• 研究機関: 明治大学
• 研究代表者: 勝田 忠広 明治大学, 法学部, 准教授 (80552463)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• キーワード: 原子力発電 / 使用済核燃料 / 再処理 / プルトニウム / サイト内乾式貯蔵

研究概要

原子力発電所の発生する使用済核燃料の管理方法として、日本は再処理による核燃料サイクルの確立を目指している。本研究ではその問題点として、余剰プルトニウム、高レベル放射性廃棄物及びMOX燃料の管理の困難さを示し、その解決策としてサイト内乾式貯蔵の可能性について評価し、さらに導入のための政治、社会的課題について国内と海外に対して調査を行った。

研究成果

• [雑誌論文] 「核なき世界」の近年の動向と課題-軍縮と平和利用促進の阻害要因としての科学技術- (2010)
  • 著者名/発表者名: 勝田忠広
  • 雑誌名: 海外事情 第58巻7・8号 ページ: 93-108
• [雑誌論文] 使用済核燃料問題に「乾式中間貯蔵」による転回を---原子力政策における聡明な選択へ向けて (2010)
  • 著者名/発表者名: 勝田忠広、尾内隆之
  • 雑誌名: 科学 第79巻第11号 ページ: 1191-1198
• [雑誌論文] 日本のプルトニウム需給バランス---現状と将来の分析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 勝田忠広
  • 雑誌名: 科学 第80巻第2号 ページ: 192-197
• [学会発表] LONG TERM STORAGE OF NUCLEAR SPENT FUEL AS KEY ROLE OF JAPAN'S NUCLEAR FUEL CYCLE UNTIL 2100 : COST AND BENEFIT (2010)
  • 著者名/発表者名: Tadahiro KATSUTA
  • 学会等名: 13th International Conference on Environmental Remediation and Radioactive Waste Management
  • 発表場所: Tsukuba, JAPAN
  • 年月日: 2010-10-03
• [備考] 「玄海原発使用済み燃料間隔狭め貯蔵量増へ」朝日新聞 2010/02/10
• [備考] 「核科学者 軍縮へ動く」読売新聞2009/08/05