研究課題
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19世紀のヨーロッパにおいて、サハラ以南アフリカの人種に関する「ハム仮説」と呼ばれる人種論が成立した。この仮説は、「黒人に比べて優秀なコーカソイドであるハム」がアフリカ大陸中央部の大湖地方を征服していくつかの王国を創始したと説明する極めて人種差別的な人種論であった。本研究においては、ハム仮説の提唱者とされるイギリス人探検家スピークがエチオピアのオロモと呼ばれる民族と大湖地方の王国形成を結びつけた要因を解明し、また19世紀前半のイギリスにおける人種論の展開とスピークの主張との関係を明らかにした。
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