ブロンテ文学翻案作品研究

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21820019
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 英米・英語圏文学
• 研究機関: 京都教育大学
• 研究代表者: 奥村 真紀 京都教育大学, 教育学部, 准教授 (70515098)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• キーワード: 英文学 / ヴィクトリア朝小説 / 翻案劇 / 舞台化 / 映像化 / メロドラマ

研究概要

本研究は、現代の批評動向を踏まえた上で、ブロンテ姉妹の作品の文化史・社会史的位置づけを再検証するために、個々の小説の何がどのように異なる文化の中で受容されてきたかを明らかにすることを目的とした。具体的には19世紀から21世紀にかけてのJane Eyre、Wuthering Heightsの舞台化、映画化、テレビドラマ作品の代表的なものを検証し、学会発表、講演、学会誌への投稿を通じて作品を文化的受容史の中でとらえなおす試みを行った。

研究成果

• [雑誌論文] Search for the Ultimate Real : the Collapse of Narrative in Charlotte Bronte's Shirley (2011)
  • 著者名/発表者名: 奥村真紀
  • 雑誌名: 京都教育大学紀要 第118号 ページ: 53-64
  • 査読あり
• [雑誌論文] The Pleasure of Reading : A Practice Report upon Intensive Reading of a Victorian Literary Text (2010)
  • 著者名/発表者名: 奥村真紀
  • 雑誌名: 文学教育研究 第3号 ページ: 40-49
  • 査読あり
• [雑誌論文] 書きなおされるJane Eyre-舞台化作品とメロドラマ (2010)
  • 著者名/発表者名: 奥村真紀
  • 雑誌名: ブロンテ・スタディーズ 第5巻第2号 ページ: 1-14
  • 査読あり
• [学会発表] 『嵐が丘』における語りと沈黙 (2011)
  • 著者名/発表者名: 奥村真紀
  • 学会等名: 日本ブロンテ協会関西支部春季大会
  • 発表場所: 近畿大学
  • 年月日: 2011-03-26
• [学会発表] 「味読の楽しみ:小説の原典を使った精読の試み」、JACET(大学英語教育学会) (2010)
  • 著者名/発表者名: 奥村真紀
  • 学会等名: 関西支部文学教育研究会
  • 発表場所: 同志社大学
  • 年月日: 2010-12-18
• [学会発表] 『嵐が丘』と自然:映像で見るヒース (2010)
  • 著者名/発表者名: 奥村真紀
  • 学会等名: 日本ブロンテ協会主催 ブロンテ・デイ講演会
  • 発表場所: 横浜バラクライングリッシュガーデン
  • 年月日: 2010-06-06
• [学会発表] 書きなおされる『ジェイン・エア』-舞台化作品を読む (2009)
  • 著者名/発表者名: 奥村真紀
  • 学会等名: 日本ブロンテ協会2009年全国大会
  • 発表場所: 横浜市立大学
  • 年月日: 2009-10-17
• [学会発表] 「英語教育における文学教材の可能性」、JACET(大学英語教育学会) (2009)
  • 著者名/発表者名: 奥村真紀, 他3名
  • 学会等名: 関西支部講演会
  • 発表場所: キャンパスプラザ京都
  • 年月日: 2009-07-25
• [図書] ブロンテ姉妹の世界 (2010)
  • 著者名/発表者名: 内田能嗣編、奥村真紀, 他著
  • 総ページ数: 329
  • 出版者: ミネルヴァ書房