研究課題
研究活動スタート支援
明代の白話長篇小説『金瓶梅』の小説技法を検討することにより、この作品の中国小説史における位置を明らかにし、また作者の創作手法や表現意図を分析しようと試みた。具体的にはまず第三十九回を取り上げ、この回が様々な点において前後半が対偶となるよう構成されていることを明らかにした。次に清・張竹坡による『金瓶梅』の小説手法に関する批評に着目し、その批評の特色を分析した。また『金瓶梅』の小説手法に関する研究史を整理した。これらの成果は雑誌論文や研究会報告、また申請者の博士論文の一部として公表した。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)
東方学
巻: 第119輯 ページ: 58-72