研究概要 |
2009年8月21日に天津の南開大学で開催された"断裂与連続:金元以来的華北社会文化国際学術研討会"において「金元時期的禝山段氏-十一~十四世紀山西汾水下游地区的"地方士人"的延続与変質-」、24日には北京大学の北京大学中国古代史中心学術講座で「中国社会史上的"南方模式"与"北方模式"」と題した講演、27日には北海道大学の第五届"科挙与科挙学"研討会にて「金代科挙制度変遷与地方士人」という発表を、いずれも中国語で行い、中国の学者と交流し、現地調査に際しての人脈を築いた。12月20日には韓国漢陽大学校で行われたHumanities and Ecology : 1st East-Asia Humanities International Conferenceにて"Two Troubles in the North : Northern Literati and Imagining the Environment in the Song-Ming Period"という発表を、2010年2月28日には九州大学で開催されたContact Zones of Empires in Asia and Europe : Complexity, Contingency, Causality : 6th ESF-JSPS Frontier Science Conference for Young Researchersにて"Chinese Local Elites between Two Cultures"と題する発表をそれぞれ英語で行い、欧米の研究者と情報交換を行った。さらに、3月4日から15日まで、山西師範大学戯曲文化研究所の車文明教授の支援を得、中国山西省臨汾地区と代県地区にて金元碑刻調査を行い、合計50を越える碑刻を確認し、幾つかの重要な碑刻の使用許可を取り付けることに成功した。
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