研究課題
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本研究は、近代における中央アジア諸民族の社会を大きく規定していたロシア・清朝という二つの帝国との関係を踏まえ、とくに両国間の境界線を手がかりとして、集団の移動と帝国の領域との間の相関関係を明らかにするものである。それによって、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、露清間国境を越えて移動していた周辺諸民族(とくにカザフ、クルグズ、ドゥンガン(回民)など)の帰属と民族意識形成の問題を解明することができたと考えられる。
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Memoirs of the Research Department of the Toyo Bunko 68
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Reconceptualizing Cultural and Environmental Change in Central Asia (M.Watanabe and J.Kubota eds., Kyoto : RIHN)
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東洋史研究 68(2)
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http://toyo-bunko.or.jp/newresearch/book_pdf/Periodical_list/MEMOIRS/Memoirs68/03_J.Noda.pdf