研究概要 |
以下の研究成果が得られた。 裁判と関連する基本的な知識(裁判知識)を,知識の正確さの側面と,知識の受容の側面(納得できるか)とに分けて捉え直し,市民にとって受容することが困難な裁判知識を抽出した(研究1)。 裁判知識をレクチャーすることで,裁判知識の理解が高まることが示された。いくつかの裁判知識については受容についても促進された。こうした効果は,レクチャーを繰り返し行うことでより高まることが示された(研究2)。 裁判知識をレクチャーすることで裁判知識に照らして適切な発話が増し,その結果として評議の妥当性が高まる可能性が示された(研究3)。
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