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2009 年度 実績報告書

聴覚障害者を対象としたデザイン教育において「気付き」を誘発させるシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21830027
研究種目

若手研究(スタートアップ)

研究機関筑波技術大学

研究代表者

永盛 祐介  筑波技術大学, 産業技術学部, 助教 (70553931)

キーワード聴覚障害 / アンビエント情報 / 気付き / 協調学習 / デザイン教育
研究概要

21年度には単独レポート作成課題と合作レポート作成課題を、健聴被験者のペア、聴覚障害被験者のペア、それぞれ10組に課し、ペア内でのインタラクションの様態について分析を行った。単独レポート作成課題では、決められたテーマ(例:新型インフルエンザ、地球温暖化等)について、被験者ペアが横に並んだ状態でそれぞれ一本ずつのレポート作成課題を行った。合作レポート作成課題では、前課題同様、決められたテーマについて、2人で1本のレポート作成課題を行った。両課題とも時間は15分で、ノートPCに液晶モニタ、キーボード、マウスをつなぎ、デスクトップPCのように使えるものを各被験者に1台ずつ与えた。被験者はブラウザを用い、インターネットからの情報収集が自由に出来るようにした。レポート作成にはMac OS 10.6内蔵のノートパッドアプリケーションを用いた。被験者には日本語入力の方法、インターネット検索の方法などを実験前に詳細に指導した。また、いずれの課題においても被験者同士が口話、手話、筆談などを用いてコミュニケーションを取ること、データ交換することを許可した。なお、筆談用にメモ帳とペン、データ交換用にUSBメモリを貸与した。データの取得については、本課題を行っている様子のビデオで撮影、レポートの保存、アンケート調査を行った。アンケート調査でば、両課題についてコミュニケーションが取れた度合い、隣の被験者に影響を受けた度合い、完成度、合作課題についてのみ、自分がどの程度レポートの完成に寄与したかを100段階で評価してもらった。現状ではビデオデータについて大凡の解析を完了している。ビデオ解析の結果、聴覚障害被験者群は、健聴被験者群と比較して、インタラクションの様態が若干異なることが明らかになった。アンケート、レポートについての解析は22年度の課題である。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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