研究課題
研究活動スタート支援
日本において若年期に直面した労働市場の需給状況が各世代の家族形成行動にどう影響するのかを検証する。具体的には学卒年と、出生行動観察年の前年の、地域別失業率が出生率や結婚率に与えた影響を推計する。主な結果は以下の通り。学卒時に不況を経験した高卒女性は子供を持たない確率が高まり結婚が遅くなりがちである。逆に、短大・高専卒以上の学歴を持つ女性にとっては、不況はむしろ出生率を高める効果を持つ。結果として経済全体でみた労働需給と出生率の関係は弱い。
すべて 2011 2010 2009
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (8件)
Journal of Population Economics
Journal of Human Resources 45(1)
ページ: 157-196