研究課題
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ニホンザルの母子が、養育量をめぐる駆け引きにおいてどのようにふるまうのかを検討した。母ザルは子ザルの周囲にいる他個体が誰なのかまで考慮して子ザルの保護に費やす労力を配分していた。また、母ザルの子育てにおける「保護性」は、接触場面と非接触場面で一貫していたが、接触場面で子ザルを「抱く」性質が強い母ザルほど、子ザルが離れた場面で子ザルの鳴き声への反応性が低かった。この結果は接触場面でのみ子ザルの存在に強く関心を示す母ザルが存在する可能性を示唆している。
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International Journal of Primatology 32
ページ: 209-222
霊長類研究 26
ページ: 35-49