構築主義に基づく中学校社会科教育課程の開発研究

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21830085
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 教科教育学
• 研究機関: 熊本大学
• 研究代表者: 藤瀬 泰司 熊本大学, 教育学部, 准教授 (30515599)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• キーワード: 構築主義 / 中学校社会科 / 教育課程の編成 / 授業の開発と実践 / 学習評価の実施

研究概要

現行の中学校社会科は、分野制に基づいて、日本人や日本国民の立場からみた地理や歴史や社会の事実を客観的な真理として教授するため、価値多元社会に相応しい国家・社会の形成者を育成することができなくなっている。そこで、本研究では、この問題点を克服すべく、地理や歴史や社会の事実が社会的に作られていることを子どもに学習させ、その多様な可能性を議論させる構築主義社会科論を提起し、中学校社会科の教育課程を開発した。

研究成果

• [学会発表] 開かれた公共性の形成をめざす中学校社会科授業の開発 (2010)
  • 著者名/発表者名: 藤瀬泰司
  • 学会等名: 熊本県社会科教育学会
  • 発表場所: 熊本大学(熊本県)
  • 年月日: 2010-12-04
• [学会発表] 開かれた公共性形成論という理論の探求-中学校社会科の教育内容開発研究を通して- (2010)
  • 著者名/発表者名: 藤瀬泰司
  • 学会等名: 全国社会科教育学会
  • 発表場所: 同志社大学(京都府)
  • 年月日: 2010-10-31
• [学会発表] 法的論争問題による歴史教育の改革-単元『遺跡保存問題を考える』の授業開発を通して- (2010)
  • 著者名/発表者名: 藤瀬泰司
  • 学会等名: 社会系教科教育学会
  • 発表場所: 兵庫教育大学(兵庫県)
  • 年月日: 2010-02-21
• [学会発表] 正当性批判学習としての社会科授業構成の原理と方法-中学校社会科地理的分野の授業開発を手がかりに- (2009)
  • 著者名/発表者名: 藤瀬泰司
  • 学会等名: 全国社会科教育学会
  • 発表場所: 弘前大学(青森県)
  • 年月日: 2009-10-11
• [学会発表] 構築主義に基づく教科課程編成の原理と方法-中学校社会科の教育課程改革を手がかりに- (2009)
  • 著者名/発表者名: 藤瀬泰司
  • 学会等名: 日本カリキュラム学会
  • 発表場所: 神田外語大学(千葉県)
  • 年月日: 2009-07-11
• [図書] 中学校社会科教育 (2010)
  • 著者名/発表者名: 藤瀬泰司, 他
  • 総ページ数: 193
  • 出版者: 学術図書出版