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2009 年度 実績報告書

高齢者介護事業における「業績評価指標」に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21830139
研究種目

若手研究(スタートアップ)

研究機関日本福祉大学

研究代表者

鄭 丞媛  日本福祉大学, アジア福祉社会開発研究センター, 研究員 (50553062)

キーワード介護事業 / 業績評価
研究概要

<研究の目的>
1.高齢者介護事業における介護サービスの質と財務的業績との関連性を検証する.2.高齢者介護事業者の業績評価指標の構成要素を検討する.3.高齢者介護事業者の財務的指標と非財務的指標から成る業績評価指標の枠組みを構築する.<21年度実施成果>今年度は日本と米国を中心とした文献学的研究と,次年度に実施予定の調査のプレテストとして調査対象事業者に対するヒアリング調査を行い,主として先行研究の整理と質問紙作成の検討を行った.文献学的研究において,介護事業における業績評価の現状を把握した結果,日本ではサービス評価や職務満足度評価といった非財務的評価指標の研究は少なからず行われているものの,財務的評価指標や、非財務と財務的評価指標間の関連性の検証は十分に行われていないことと,この間の日本における公費を含んだ事業に対する外部に対する説明責任や利用者保護の視点の重要性はより一層高まりつつあることを確認した.欧米においても,介護の領域においては非財務と財務との関連性の検証は十分に行われていないことを確認した.介護事業者に対するヒアリング調査からは,1.業務量が多量であること,2.業績評価を含む経営を担う人材の不足していること,3.業績評価指標が定まっていないといった理由から,他の産業の企業に比して,十分な業績評価を行うことが困難な状況であることが浮かび上がってきた.とくに規模が小さい事業体ほど,その傾向が強い.次年度では現在の介護事業の経営環境面を把握したうえで,本調査によって業績評価の枠組みや構成要素,財務と非財務的業績との関連性の検証を行う.

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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