fcc構造のFe-Pt合金の微粒子を合成するために、多価アルコールを溶媒とした液相還元法に取り組んだ。Fe/Pt=2.3(約7/3)の投入金属塩モル比および403Kの反応温度において、粒径が数ナノのFe-Pt合金微粒子が得られた。また、そのFe組成は50at%程度であり、それは2.3(約7/3)以上の投入金属塩モル比および403K以下の反応温度の条件では殆んど変化しなかった。比較的低い反応温度および比較的高い溶液中Fe濃度でのFe-Pt合金粒子の合成において、等比組成の微粒子形成を促進する機構の存在が示唆された。
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