研究課題
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本研究課題の目的は、熱電変換材料として有望なアルミ(Al)系正20面体準結晶及び関連結晶の、(1)試料組織変化による電気伝導率及び陽電子消滅率の評価を行うこと、(2)電気伝導率と陽電子消滅率との関係を調べ、両者の相関を明らかにすることにより、陽電子消滅法を用いたAl系準結晶における結合性評価方法を確立することである。種々の試料に関して、陽電子消滅率と電気伝導率の相関を検討した結果、組織の異方性による電気伝導の変化を越えて、両者の間に相関があることを見出した。この結果は、陽電子消滅法を用いたAl系準結晶における結合性評価の可能性を示すものであり、将来のマテリアルデザイン、例えば熱電材料設計指針の構築に重要な役割を果たすと考えられる。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (14件) 備考 (1件)
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