研究概要 |
JAXA宇宙科学研究所と共同で(協力研究者:野中聡助教)バイコニカル形状のロケットを模した模型を用いて,後流剥離渦のPIV計測による可視化実験を行った.結果,非対称剥離渦の形成を含め,機軸方向の詳しい渦分布を計測でき,流体制御用アクチュエータの配置を検討するもととなるデータを取得できた. 流体制御デバイスとして使用するプラズマアクチュエータを製作し,推力を計測することで性能の評価を行った.アクチュエータの材料としては,電極として銅テープを,絶縁体としては模型への取り付け易さを考慮してテフロンを用いた.結果,一様流流速が低い領域(~10m/s)であれば,流体制御に有効なだけの出力を持つアクチュエータを製作することができた.限定された流速範囲でしか強い効果を見込めないが,風洞実験により流体制御効果を確認するには十分であると考えている. また,CFDコードの準備を協力研究者であるJAXA宇宙科学研究所の野々村拓研究員協力のもと行った.
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