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2009 年度 実績報告書

3次元構造を基にした、生理活性小分子化合物のデザイン

研究課題

研究課題/領域番号 21870016
研究種目

若手研究(スタートアップ)

研究機関京都大学

研究代表者

佐藤 慎一  京都大学, 物質-細胞統合システム拠点, 助教 (70534478)

キーワードX線結晶解析 / 標的タンパク質同定 / 生理活性化合物 / 分子設計 / 分子認識
研究概要

初年度では、S-100A11とレンチノロールの共結晶を作成し、X線結晶解析による複合体の構造決定を目指した。結晶構造解析を行うために、リコンビナントS-100A11を大量発現・精製を行った。また、レンチノロールを合成により、大量調整した。調整したS100A11とレンチノロールは完全なS100A11-wrenchnolol複合体を形成させるために、モル比でwrenchnolol過剰となるように混ぜることで複合体形成を行った。複合体の形成は、wrenchnolol-S100A11のUV吸収をモニタリングすることで行った。複合体のUV吸収波形は、レンチノロールのUV吸収波形とS100A11のUV吸収波形をそれぞれ合算することで予想した。得られたS100A11-wrenchnolol複合体は、限外ろ過を利用して緩衝液の置換(50mM Tris-HCl(pH. 7.0) containing 10mM CaCl2)を行い、最終的に2mMの濃度まで濃縮した。得られたS100A11-wrenchonolol複合体溶液は、共結晶作成条件をキットを利用してスクリーニングした。このスクリーニングにより数種類の結晶を作成することに成功した。今後、得られた結晶からCBB染色やX線結晶解析を用いてタンパク質の結晶を見出す。タンパク質の結晶を得られる条件下で、再度、結晶作成することで質の良い結晶を得て、X線結晶解析によりwrenchnolol-S100A11複合体の共結晶の構造を解く。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 化合物推理ゲーム2010

    • 著者名/発表者名
      Sato, S., Uesugi, M.
    • 雑誌名

      ファルマシア 46(1)

      ページ: 83-86

  • [雑誌論文] 海洋天然物のケミカルジェネティクス2009

    • 著者名/発表者名
      Sato, S., Murata, A., Uesugi, M.
    • 雑誌名

      細胞工学 28(4)

      ページ: 332-337

  • [雑誌論文] 化合物推理ゲーム2009

    • 著者名/発表者名
      Sato, S., Uesugi, M.
    • 雑誌名

      ファルマシア 45(12)

      ページ: 1263-1266

  • [学会発表] The Marine Natural Product, Aurilide, Activates OPAl-mediated Apoptosis by Targeting Prohibitin2009

    • 著者名/発表者名
      佐藤慎一
    • 学会等名
      第25回内藤コンファレンス
    • 発表場所
      北海道・札幌
    • 年月日
      2009-09-10

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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