研究課題
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褥瘡における細菌感染の病態メカニズムは十分明らかになっていない。本研究では、緑膿菌のクオラムセンシングシグナルであるアシル化ホモセリンラクトン(AHL)に着目し、感染における役割を検討した。その結果、AHLにより創部に炎症が誘導されていることが明らかになった。また、ラット線維芽細胞株においてAP-1/MAPKシグナリングを介して、Matrix Metalloproteinase(MMP)の発現が制御されている可能性が示された。以上より、AHLによる肉芽組織での炎症誘導にMMP発現上昇が関与している可能性が新たに示唆され、創傷感染メカニズムの解明の一助となりえた。
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FEMS Immunol Med Microbiol. (掲載確定(印刷中))
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http://www.rounenkango.m.u-tokyo.ac.jp/