研究課題
研究活動スタート支援
本研究では、脂肪滴の機能を明らかにするために、脂肪滴の形成過程とその構造に注目して、生化学的実験だけでなく、凍結割断レプリカ標識法、超博切片法などを用いて電子顕微鏡レベルでの構造解析を行った。生化学的実験では、小胞体に分布するタンパク質が培養細胞から精製した脂肪滴にも分布していることが明らかになった。電子顕微鏡観察からは、一般的に脂肪滴に含まれる組成で人工的に脂肪滴を形成しても、培養細胞からの精製脂肪滴と人工脂肪滴では構造が異なることがわかった。