CD40活性化B細胞(CD40-B)は、樹状細胞に匹敵する抗原提示能を有し、かつ少量の血液より増幅し樹立可能であるため、小児や血球減?を伴う患者など多量の血液採取が難しい人からも十分量の抗原提示細胞を得ることが可能である。 抗原をコードしたmRNAは、方形波エレクトロポレーションにて、ほぼ100% CD40活性化B細胞に導入することが可能であった。また、抗原蛋白を添加したCD40活性化B細胞を抗原提示細胞とすることで、複数の抗原特異的CD4+T細胞を同時に樹立することができ、CD40活性化B細胞は細胞療法等に用いられる抗原提示細胞として有用と考えられた。
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