潤滑機能性蛋白SZPの発現調節機構の解明と顎関節機能改善を目指した治療法の開発

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21890163
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 矯正・小児系歯学
• 研究機関: 広島大学
• 研究代表者: 神谷 貴志 広島大学, 医薬学総合研究科, 特任助教 (40551057)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• キーワード: SZP / サイトカイン / 機械的負荷 / 摩擦係数

研究概要

SZPは、growth factorおよびcytokineにより影響を発現調節されていることが明らかとなった。また過度な付加は、cytokineの産生を亢進させSZP産生を減少し、その結果摩擦係数を増加させることが明らかとなった。顎関節症の発現にSZPが関与していることあよびその発現メカニクスの一端を解明することができた。

研究成果

• [雑誌論文] Superficial zone protein affects boundary lubrication on the surface of mandibular condylar cartilage. (2011)
  • 著者名/発表者名: Kotaro Tanimoto, Takashi Kamiya, Yuki Tanne, Ryo Kunimatsu, Motoko Yoshioka, Tomomi Mitsuyoshi, Kazuo Tanne.
  • 雑誌名: Cell tissue Res. In press.
  • 査読あり
• [雑誌論文] Effect of mechanical stimuli on the synthesis of superficial zone protein in chondrocytes. (2010)
  • 著者名/発表者名: Kamiya T, Tanimoto K, Tanne Y, Lin YY, Kunimatsu R, Yoshioka M, Tanaka N, Tanaka E, Tanne K.
  • 雑誌名: J.Biomed Mater Res A. 92 ページ: 801-805
  • 査読あり
• [雑誌論文] 不正咬合患者群における顎関節病態と顎顔面形態の関連性 (2010)
  • 著者名/発表者名: 佐野良太, 谷本幸太郎, 丹根由起, 神谷貴志, 光吉智美, 大谷淳二, 杉山拓紀, 小澤奏, 丹根一夫
  • 雑誌名: 顎関節学会 31 ページ: 21-25
  • 査読あり
• [学会発表] CD44受容体を介したヒアルロン酸によるPRG4の発現調節 (2010)
  • 著者名/発表者名: 光吉智美, 神谷貴志, 谷本幸太郎, 丹根由起, 丹根一夫
  • 学会等名: 第23回一般社団法人 日本顎関節学会総会・学術大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 20100724-20100725
• [学会発表] 過度な機械的刺激による下顎頭軟骨の変性、破壊機序 (2010)
  • 著者名/発表者名: 神谷貴志, 谷本幸太郎, 丹根由起,岩渕泰憲, 光吉智美, 丹根一夫
  • 学会等名: 第23回一般社団法人 日本顎関節学会総会・学術大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 20100724-20100725
• [学会発表] Modulation of PRG4 expression by hyaluronan through CD44 receptor. (2010)
  • 著者名/発表者名: 谷本幸太郎, 神谷貴志, 谷本幸太郎, 丹根由起, Kunimatsu R, Yoshioka M, Yu-Ching H, 丹根一夫
  • 学会等名: The88th International Association for Dental Research
  • 発表場所: Spain, Barcelona
  • 年月日: 20100714-20100717
• [学会発表] 不正咬合患者群における顎関節病態と顎顔面形態の関連性 (2010)
  • 著者名/発表者名: 佐野良太, 谷本幸太郎, 丹根由起, 神谷貴志, 光吉智美, 杉山拓紀, 小澤奏, 丹根一夫
  • 学会等名: 第20回日本顎変形症学会総会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 20100615-20100616
• [学会発表] Superficial zone protein発現に対するヒアルロン酸の影響 (2009)
  • 著者名/発表者名: 光吉智美, 神谷貴志, 谷本幸太郎, 丹根由起, 丹根一夫
  • 学会等名: 第22回一般社団法人 日本顎関節学会総会・学術大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 20090724-20090725
• [備考] ホームページ等