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2010 年度 実績報告書

オートファジーを介したp53遺伝子の癌抑制機能の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21890200
研究機関熊本大学

研究代表者

宮本 裕士  熊本大学, 医学部附属病院, 医員 (80551259)

キーワードオートファジー / p53遺伝子 / cDNA
研究概要

今回のわれわれの研究目的は、オートファジーを調節する働きを有する新規のp53標的遺伝子をマイクロアレイで網羅的に同定することである。まず、レトロウイルスを用いてヒト肝細胞癌細胞株HepG2細胞及びヒト線維芽細胞株HFF2細胞についてp53 knock-down細胞を構築した。p53 wild type 細胞とp53 knockdown細胞を同時にアミノ酸飢餓状態とし,何れの細胞でもオートファジーが誘導されることを、抗LC3抗体および抗p62抗体を用いたwestern blotting法にて確認した。また、これらの細胞をアミノ酸飢餓後、継時的にp53蛋白の発現量が増加することを確認した。p53 knock-down細胞を及びp53 wild type細胞と同時にアミノ酸飢餓状態とし,オートファジーが誘導された状態でDNAマイクロアレイ解析用にそれぞれの細胞のmRNAを抽出し精製した。mRNAからcDNAを精製し,そのクオリティを確認後、Filgen社が提供するcDNAマイクロアレイを行った。現在p53の有無によるオートファジー誘導時の遺伝子発現の違いを評価中である。これにより、癌細胞におけるp53に依存したオートファジー関連遺伝子の同定が可能となると思われる。評価が終わり次第、論文執筆予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Possible Existence of Lysosome-Like Organella within Mitochondria and Its Role in Mitochondrial Quality Control2010

    • 著者名/発表者名
      Miyamoto Y、Kitamura N, 他
    • 雑誌名

      Plos One 6

      巻: 1 ページ: E16054(1-20)

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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