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2009 年度 実績報告書

クローン病患者への食事栄養指導プログラムの開発と有効性の検証

研究課題

研究課題/領域番号 21890218
研究種目

若手研究(スタートアップ)

研究機関愛知県立大学

研究代表者

吹田 麻耶  愛知県立大学, 看護学部, 助教 (70514735)

キーワードクローン病 / 事栄養指導 / 看護支援プログラム / セルフモニタリング / 介入研究 / 行動分析学的アプローチ
研究概要

本研究では、クローン病患者が自己管理能力を獲得することを目標に食事日記によるセルフモニタリングを中心とした食事栄養指導プログラムを開発し、その効果について検証することを目的とし、以下のことを実施した。
研究者がこれまで行ってきたクローン病患者の食生活体験に関する研究の成果をもとに、クローン病患者の治療や看護に長年携わってきた専門医、看護師、さらに行動分析学に造詣の深い研究者から意見や助言を得て、食事栄養指導プログラムを作成した。プログラムの実施にあたり、まず介入を加える前のベースライン条件をみるために8週間の期間を設定し、介入群と対照群両方の対象者の身体状況と食生活状況に関するデータを調査開始時とその4週間後と8週間後の計3回収集し、次に、介入群の対象者に本プログラムを8週間実施し、同様のデータを介入開始4週間後と8週間後に収集する。さらに、プログラム終了後、その学習成果が維持されているかを確認するためのフォローアップとして介入終了4週間後と8週間後、16週間後、24週間後の計4回、データを収集する。対照群の対象者には本プログラムは実施せずに、介入群のデータと比較評価するため介入終了8週間後までは介入群と同様の時期にデータのみ収集することとした。
平成21年度は、関西地区にあるA患者会の会員のうち、本研究における対象者の条件に適う会員110名へ研究への参加を依頼したところ、22名から参加の同意が得られ、現在、3回目(調査開始8週間後)のベースライン調査を終えたところである。今後は、介入群の対象者にプログラムを実施し、その効果を対照群の対象者のデータと比較評価する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] クローン病者の食生活体験のプロセス2009

    • 著者名/発表者名
      吹田麻耶, 鈴木純恵
    • 雑誌名

      日本看護研究学会雑誌 32巻

      ページ: 19-28

    • 査読あり
  • [学会発表] クローン病者がウェブ闘病記を書くことの意味2009

    • 著者名/発表者名
      吹田麻耶
    • 学会等名
      日本難病看護学会
    • 発表場所
      前橋テルサ(群馬県)
    • 年月日
      2009-08-28

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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