精神科看護師が行っている自殺未遂経験のあるうつ病入院患者への看護行為を明らかにすることを目的とし、精神科病棟看護師30名へのインタビュー内容をGrounded Theory(strauss et al.,2007)を用いて分析した。その結果、中核カテゴリ【再度の自殺を防止する】と関連する5つのカテゴリ【患者の気分の変動を最小限にする】【再度の自殺の徴候を察知する】【患者の馴染みになる】【一進一退の患者につきあう】【患者自身で解決する力をつける】が抽出された。本研究により当該患者への看護行為が明らかになった。
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