膜結合型カルシウム非依存性ホスホリパーゼA2(iPLA2γ)の生体機能の解析

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21890254
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 生物系薬学
• 研究機関: 昭和大学
• 研究代表者: 依田 恵美子 昭和大学, 薬学部, 助教 (60527183)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• キーワード: 脂質 / ホスホリパーゼA2 / ミトコンドリア / 筋肉組織 / 血小板 / 脂肪細胞

研究概要

本研究では、機能が明らかになっていないiPLA_<2γ>について、その遺伝子欠損マウスの解析を行い、iPLA_<2γ>の生体内の機能を明らかにすることを目指した。その結果、iPLA_<2γ>欠損マウスは通常飼育下において、成長遅延、筋力低下など外見上明白な表現型を示すことが明らかとなった。さらに、欠損マウスの筋肉組織中で、ミトコンドリアの主要構成脂質であるカルジオリピンや、その他のリン脂質が変化していることを見出した。

研究成果

• [雑誌論文] Mitochondrial dysfunction and reduced prostaglandin synthesis in skeletal muscle of group VIB Ca^<2+>-independent phospholipase A_2 (iPLA_2{gamma}) deficient mice. (2010)
  • 著者名/発表者名: Yoda E., Hachisu K., Taketomi Y., Yoshida K., Nakamura M., Ikeda K., Taguchi R., Nakatani Y., Kuwata H., Murakami M., Kudo I., Hara, S.
  • 雑誌名: J.Lipid Res. 51 ページ: 3003-3015
• [学会発表] 細胞内ホスホリパーゼA_2依存的なケモカイン発現誘導機構 (2011)
  • 著者名/発表者名: 原田和佳、木下夏海、桑田浩、依田恵美子、原俊太郎
  • 学会等名: 日本薬学会第131年会
  • 発表場所: 静岡
  • 年月日: 2011-03-30
• [学会発表] Increased bleeding tendency and decreased susceptibility to thromboembolism in mice lacking membrane-associated Ca^<2+>-independent phospholipase A_2 (iPLA_2gamma) (2010)
  • 著者名/発表者名: Emiko Yoda, Kohmi Rai, Mai Ogawa, Makiko Kawai, Akiko Kudo, Hidenori Suzuki, Makoto Murakami, Shuntaro Hara
  • 学会等名: 第83回日本生化学会大会・第33回日本分子生物学会年会合同大会(BMB2010)
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2010-12-07
• [学会発表] 細胞内ホスホリパーゼA_2依存的なケモカイン発現誘導機構 (2010)
  • 著者名/発表者名: 原田和佳、木下夏海、桑田浩、依田恵美子、原俊太郎
  • 学会等名: 第83回日本生化学会大会・第33回日本分子生物学会年会合同大会(BMB2010)
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2010-12-07
• [学会発表] 膜結合型カルシウム非依存性ホスホリパーゼA_<2Y>(iPLA_<2Y>)は血栓形成に関わる (2010)
  • 著者名/発表者名: 小川麻衣、頼幸良、依田恵美子、原俊太郎
  • 学会等名: 第54回日本薬学会関東支部大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2010-10-02
• [学会発表] メチル水銀の神経毒性軽減因子としての膜結合型カルシウム非依存性ホスホリパーゼA_2の機能解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 畠山里美、佐々木由香、依田恵美子、原俊太郎
  • 学会等名: 第54回日本薬学会関東支部大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2010-10-02
• [学会発表] 膜結合型カルシウム非依存性ホスホリパーゼA_<2Y>(iPLA_<2Y>)は血栓形成に関わる (2010)
  • 著者名/発表者名: 小川麻衣、頼幸良、依田恵美子、原俊太郎
  • 学会等名: フォーラム2010:衛生薬学・環境トキシコロジー
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2010-09-09
• [学会発表] 血小板におけるVIB型Ca^<2+>非依存性ホスホリパーゼA_2(iPLA_<2Y>)の解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 依田恵美子、頼幸良、小川麻衣、鈴木英紀、村上誠、原俊太郎
  • 学会等名: 第52回日本脂質生化学会
  • 発表場所: 伊香保
  • 年月日: 2010-06-14
• [学会発表] 細胞内ホスホリパーゼA2による走化性因子産生の制御 (2010)
  • 著者名/発表者名: 桑田浩、原田和佳、譲原千尋、滝雄貴、依田恵美子、中谷良人、原俊太郎
  • 学会等名: 第52回日本脂質生化学会
  • 発表場所: 伊香保
  • 年月日: 2010-06-14
• [学会発表] 血小板機能活性化における膜結合型Ca^<2+>非依存性ホスホリパーゼA_2(iPLA_<2Y>)の関与の解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 頼幸良、依田恵美子、村上誠、原俊太郎
  • 学会等名: 日本薬学会第130年会
  • 発表場所: 岡山
  • 年月日: 2010-03-30
• [学会発表] 脂肪組織における膜結合型カルシウム非依存性ホスホリパーゼA_2(iPLA_<2Y>)の解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 依田恵美子、鉢須桂子、武富芳隆、原俊太郎
  • 学会等名: 日本薬学会第130年会
  • 発表場所: 岡山
  • 年月日: 2010-03-28
• [学会発表] 血小板機能活性化における膜結合型Ca^<2+>非依存性ホスホリパーゼA_2(iPLA_<2Y>)の関与の解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 頼幸良、依田恵美子、村上誠、原俊太郎
  • 学会等名: 第8回次世代を担う若手ファーマ・バイオフォーラム2009
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2009-11-14
• [学会発表] 血小板機能活性化における膜結合型Ca^<2+>非依存性ホスホリパーゼA_2(iPLA_<2Y>)の関与の解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 頼幸良、依田恵美子、村上誠、原俊太郎
  • 学会等名: フォーラム2009:衛生薬学・環境トキシコロジー
  • 発表場所: 宜野湾市
  • 年月日: 2009-11-06
• [学会発表] 脂肪組織における膜結合型Ca^<2+>非依存性ホスホリパーゼA_2(iPLA_<2Y>)の機能解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 依田恵美子、鉢須桂子、武富芳隆、原俊太郎
  • 学会等名: 第82回日本生化学会大会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2009-10-22
• [学会発表] 血小板機能活性化における膜結合型Ca^<2+>非依存性ホスホリパーゼA_2(iPLA_<2Y>)の 関与の解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 頼幸良、依田恵美子、村上誠、原俊太郎
  • 学会等名: 第82回日本生化学会大会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2009-10-22
• [学会発表] Skeletal muscle weakness and atrophy in membrane-associated calcium-independent phospholipase A_2 (iPLA_<2Y>)-deficient mice (2009)
  • 著者名/発表者名: 依田恵美子、鉢須桂子、武富芳隆、原俊太郎
  • 学会等名: 50th International Conference on the Bioscience of Lipids (ICBL2009)
  • 発表場所: ドイツ・レーゲンスブルグ
  • 年月日: 2009-09-04
• [学会発表] 膜結合型カルシウム非依存性ホスホリパーゼA_2(iPLA_<2Y>)の生体機能解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 依田恵美子、鉢須桂子、武富芳隆、原俊太郎
  • 学会等名: 第51回日本脂質生化学会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2009-07-31
• [学会発表] Analysis of group VIB Ca^<2+>-independent phospholipase A_2 (iPLA_<2Y>)-deficient mice (2009)
  • 著者名/発表者名: 依田恵美子、鉢須桂子、武富芳隆、村上誠、工藤一郎、原俊太郎
  • 学会等名: 4th International Conference on Phospholipase A_2 and Lipid Mediators (PLM2009)
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2009-05-27
• [備考] ホームページ等