本研究の目的は、誤嚥性肺炎予防における呼吸ケアのための訪問看護支援プログラムを開発し、有用性を検証することである。平成21年度は、文献検討と訪問看護師等への面接調査の結果から、「呼吸ケアアセスメントツール」を作成した。平成22~23年度は、訪問看護師に、作成した呼吸ケアアセスメントツールを利用して、アセスメントからケアの提供を実施してもらった。訪問看護師及び要介護者の呼吸ケアに対する知識・自信等に関して質問紙調査を行い、前後比較し評価した。作成したツールは、訪問看護師のアセスメントに関する自信の向上に一部寄与する可能性が示唆された。
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