研究課題
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本研究においてsPLA2-IIIは、精巣上体起始部から頭部の管腔上皮細胞に強く発現し、Pla2g3-/-マウスは精子成熟および生殖難を示した。sPLA2-IIIの欠損により引き起こされる生殖異常は、精巣上体における精子の膜リン脂質の再構成障害に起因することがわかった。また、sPLA2-IIIは白色脂肪組織の間質細胞である前脂肪細胞に発現し、高脂肪食負荷したPla2g3-/-マウスは、肥満、脂肪肝、高血糖、高脂血症、インスリン抵抗性の改善が認められた。Pla2g3-/-マウスでは脂肪組織及び肝臓において脂肪分化、脂肪合成、炎症マーカー関連遺伝子の発現が減少し、脂肪組織のLPCが減少していた。
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