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2009 年度 実績報告書

歯周組織の細胞膜崩壊を促進する歯周病細菌由来脂質成分の探索

研究課題

研究課題/領域番号 21932008
研究機関国立大学法人 東京医科歯科大学

研究代表者

寺澤 和恵  国立大学法人 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 技術補佐員

キーワード歯周病細菌 / 歯周組織 / 糖脂質
研究概要

歯周病は生活習慣病の一つとされており、四十五歳以上の日本人の歯周病罹患率は40%を越えている(厚生労働省の平成17年歯科疾患実態調査)。一般的に歯周病と呼ばれる「慢性辺縁性歯周炎」は歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないために雑多な細菌が停滞し、歯周病細菌の作用とそれに対抗する免疫反応により歯周組織が破壊されていく病気である。歯周病の進行に伴い深くなる歯肉溝(歯周ポケット)では歯周病細菌の異常繁殖が起こり、細菌由来成分や過度の免疫応答により生じた炎症性サイトカインが血流を介して糖尿病、心臓血管病、低体重児出産・早産、呼吸疾患、骨粗しょう症などの全身疾患の誘発に関与する。歯周病および歯周病によって引き起こされる全身疾患を予防するためには原因となる歯周病細菌の組織に対する作用を明らかにすることが不可欠である。本研究では代表的な歯周病原細菌のひとつであるTannerella forsythiaから熱フェノール法により粗LPS分画を調製しクロマトグラフィーにより分離し自己免疫疾患の発症にかかわる糖鎖構造の有無に対する検討を行った。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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