研究課題/領域番号 |
21F20056
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鹿園 直毅 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (30345087)
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研究分担者 |
MAO NING 東京大学, 生産技術研究所, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2021-04-28 – 2023-03-31
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キーワード | 沸騰 |
研究実績の概要 |
熱流束の急激な変化による沸騰二相流動パターンへの影響を分析した結果,熱流束の変化量によりフローパターンも変化すること,特に細長い気泡が環状流やドライアウトへと発展する可能性があることがわかった.熱流束を97.96kW/m2から580kW/m2に増加させると,最大気相体積率は0.104から0.8064に増加し,気泡長はドライゾーンで0.3mm以下から1.5mmに増加した.圧力損失は2.43kPaから14.51kPaと明らかに増加し,マイクロチャネル内のボイド率も3.3倍から25.6倍となった.また、高熱流束化により流動沸騰の不安定化が進んでいることが明らかとなり,その制御が必要となることがわかった.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
実験及びデータ解析も順調に進んでいる.特に想定外のことは発生しておらず,問題はないと考えている.
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今後の研究の推進方策 |
引き続き,実験及びデータの解析を進め,論文としてまとめる.特に問題はない.
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