• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

形象の記述・記録についての比較美術史学的研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21H00487
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分01060:美術史関連
研究機関東京大学

研究代表者

秋山 聰  東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (50293113)

研究分担者 板倉 聖哲  東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (00242074)
増記 隆介  東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (10723380)
高岸 輝  東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (80416263)
芳賀 京子  東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (80421840)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード美術史 / 記述 / 造形物 / 聖地 / 聖地景観 / 比較美術史 / 参詣図
研究成果の概要

本研究は形象の記述について探求する上で、形象の範囲を造形物に限定せずに、自然物はもとより、自然物と造形物から合成されたともいえる聖地景観、さらには夢や幻といった非物質的イメージにまで拡大し、また、記述の範疇を言語による記述だけではなく、造形や画像や記号による記述までに広げて、多角的視点から比較美術史的に検討し、多くの新知見を得た。また、そうした成果を反映させたいわば自己参照的な各時代、地域の美術作品の記述を試験的に試み、一定の成果を得た。これまでにない多様な視点からの我々の記述研究にはさらなる国際展開の可能性が期待される。

自由記述の分野

美術史学

研究成果の学術的意義や社会的意義

造形物の言語による記述についての研究関心は我が国では比較的薄いところがあり、文化的背景の相違によるところもあるが、西欧においては、形象の記述は、文化の基層を構成してきており、比較文化的な相違が浮かび上がったことは、形象と記述の範疇を広く設定した研究方法とともに、今後のイメージと言語の相関性についての研究の進展に資するであろう。聖地形象についても、言語記述と造形記述を突き合せた研究はいまだ多くなく、今後の新たな方向性の展開を促すことになろう。また、造形物や聖地景観についての記述に関わる知見の充実や絵解きを包含した記述研究は、地域における文化振興や観光に一定の寄与をすることも期待される。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi