研究課題
最終年度にあたる本年度は、定期的なオンライン研究会を継続すると同時に、それをもとに各研究メンバーによる研究成果の発表に注力するかたちで研究を進めた。まず、研究調査班と制作実践班による合同の成果として、第10回メディアアート史学会(Re:source 2023、 2023/9/13-16、於イタリア・ヴェネチア)ならびに世界デザイン会議World Design Assembly 2023(10/27-28、於東京)への発表応募が採択され、双方の国際学会でメンバーの調査と実践について発表することができた。いずれにおいても論文の寄稿を進めた結果、すでに掲載済みの後者にくわえて、前者も査読を通過して印刷中の段階にある。これら以外に、個別メンバーによる研究成果として国内外で論文を4本、学会・研究会や関連イベントでの発表を7本、著作3冊が刊行された。オンラインを中心に定期的に開催した研究会は本年度で20回を超え、当初予定していた研究調査と制作実践の融合を進めると同時に、その内容を上記の業績に反映することができた。さらに本年度は、国外のアーティストや研究者を招聘した研究会の開催も実現することができた(2023/5/13 Paul DeMarinis, 8/1 Shintaro Miyazaki)。それぞれに日本国内の研究者やキュレーター、アーティストも参加し、メディア考古学の実践や理論を中心に生産的な議論が交わされた(それぞれ報告記事も発表済み)。最終的に予定していた展示会は、3年間の成果報告会として九州大学・大橋キャンパスで開催した(2024/3/7-8)。ここでもゲスト・アーティストとして永田康祐を迎え入れ、これまでの研究成果についての報告のみならず、現在進行中の作品構想などについても議論を展開することができた。
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2024 2023 その他
すべて 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 1件、 オープンアクセス 5件、 査読あり 3件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 4件、 招待講演 3件) 図書 (2件) 備考 (1件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
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https://www.setenv.net/article/report-paul-demarinis-stain/