研究課題/領域番号 |
21H00553
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
水本 篤 関西大学, 外国語学部, 教授 (80454768)
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研究分担者 |
Anthony Laurence 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10258204)
保田 幸子 神戸大学, 大学教育推進機構, 教授 (60386703)
薮越 知子 日本大学, 経済学部, 准教授 (80578071)
新谷 奈津子 関西大学, 外国語学部, 教授 (60815778)
浦野 研 北海学園大学, 経営学部, 教授 (20364234)
亘理 陽一 中京大学, 国際学部, 教授 (90509241)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | コーパス利用 / データ駆動型学習(DDL) / 英語教育 / CALL / ツール開発 |
研究実績の概要 |
グローバル化が進んでいる現代社会において、日本人の英語運用能力の強化が必須であることはまぎれもない事実である。英語教育においても、大学をはじめとする入試制度改革、小学校での英語教育義務化、指導要領の大きな変更などにもその必要性が反映されており、学習者、教員ともにその流れに対応していかなければならなくなっている。本研究では、そのような学習者、教員をサポートすべく、受信・発信語彙を中心とした英語運用能力を高めるためのデータ駆動型学習(data-driven learning: DDL)ツール開発を行い、そのツールと指導・学習モデルを組み込んだ統合型オンライン・DDLプラットフォームを無償で提供する。そして、そのDDLプラットフォームの利用実践から、その効果と問題点を検証し、DDLプラットフォームおよび指導・学習モデルの最適化を目指すことを目的とする。
2021年度は全体の研究計画のうち,以下のようにプラットフォームの開発と指導・学習モデルの構築を同時に進め,研究成果の発信を行った。 (1) プラットフォームの開発開始:研究分担者と相談の上,対象とする新しいツールと既存のツールを統合したプラットフォームの開発を進めた。(2) ツールの改良・拡張:これまでに本研究課題に携わっている研究者によって開発されているツールの改良・拡張も行った。(3) 教室内外での指導モデルの検討:開発しているツールやプラットフォームを教室内外や個人でより効果的に使用していくために,指導モデルの検討を行った。 (4) 研究成果の発信:有益なツールを開発するだけではなく,それを国内外の学会やジャーナルで発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究プロジェクトは、プラットフォームの開発と指導・学習モデルの構築を同時に進めることを目的としており、おおむね順調に進展していると報告できる。以下に具体的な進捗状況を示す。
(1) プラットフォームの開発開始:研究分担者との相談を重ね、対象とする新しいツールと既存のツールを統合したプラットフォームの開発を進めている。これにより、研究者が効率的にツールを利用できるようになり、研究成果の向上が期待される。(2) ツールの改良・拡張:本研究課題にの共同研究者によって開発されているツールの改良・拡張も順調に進んでいる。これにより、ツールの性能や利便性が向上し、研究の進行がスムーズになると考えられる。(3) 教室内外での指導モデルの検討:開発中のツールやプラットフォームを教室内外や個人でより効果的に使用するための指導モデルを検討している。これにより、教育現場でのツールの活用が促進され、教育効果の向上が期待される。(4) 研究成果の発信:本研究プロジェクトメンバーは、有益なツールの開発だけでなく、その研究成果を国内外の学会やジャーナルで発表している。これにより、研究成果の普及が促進され、他の研究者や教育関係者に対しても影響力を持つことができると考えられる。
これらの進捗状況から、全体の研究計画はおおむね順調に進んでいると言える。今後も研究分担者と連携し、プラットフォームの開発やツールの改良・拡張、指導モデルの検討、研究成果の発信などを継続して行い、研究成果をさらに高めている予定である。
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今後の研究の推進方策 |
今後の展望は次の通りである。 (1) フィードバックの収集と改善:研究成果を発信することで得られるフィードバックを積極的に収集し、プラットフォームやツールの改善に活かす。これにより、研究プロジェクトがより実用的で効果的なものとなり、教育現場での実用性が高まることが期待される。また、フィードバックを適切に活用することで、ユーザーの要望やニーズに応えた最適なプラットフォームやツールを提供し、教育現場での成果を最大化することができる。(2) コラボレーションの促進:国内外の研究者や教育関係者とのコラボレーションを促進し、新たなアイデアや技術を取り入れることで、プロジェクトの質を向上させる。これにより、研究の幅が広がり、多様な視点からのアプローチが可能となる。また、他の研究プロジェクトとの連携により、シナジー効果を生み出すことが期待される。さらに、国際的な研究交流を通じて、世界的な視野を持った研究プロジェクトの展開が可能となり、教育技術の発展に寄与することができる。 (3) 研究成果の効果的な活用と普及:研究成果を教育現場で効果的に活用し、普及させるための取り組みを行う。具体的には、研究成果を実際の教育現場に適用し、その効果を検証する実証実験を実施する。また、教育関係者向けの研修やワークショップを開催し、プラットフォームやツールの使用方法や活用事例を共有する。これにより、研究成果が広く普及し、教育現場での効果を最大化することができる。(4) 研究成果の広報活動:研究成果を広く伝えるための広報活動を積極的に行う。国内外の学会やジャーナルでの発表はもちろん、ウェブサイトやSNSを活用して情報発信を行う。 以上の取り組みを通じて、本研究プロジェクトは今後も順調に進行し、研究成果をさらに高めていくことが期待される。
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