研究課題/領域番号 |
21H00593
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03050:考古学関連
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研究機関 | 公益財団法人黒川古文化研究所 (2023) 京都大学 (2021-2022) |
研究代表者 |
岡村 秀典 公益財団法人黒川古文化研究所, 研究室, 所長 (20183246)
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研究分担者 |
向井 佑介 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (50452298)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 歴史考古学 |
研究成果の概要 |
本研究では、日中両国における文献史学と考古学の議論をふまえ、都城制・墓制・輿服制に焦点を当て、歴史考古学の視座から漢晋変革を考えてみた。すなわち、都城は曹操の修築した業城と魏明帝の修造した洛陽城において、単一の宮城、都城全体の中軸線、条坊制が出現したこと、墓制では魏晋期に薄葬化が進んだこと、ステイタスシンボルであった車馬が漢末に牛車に取って代わったこと、魏晋期に進賢冠よりも武冠が重んじられるようになったことから、古代官僚制から中世貴族制への転換を多角的に明らかにした。
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自由記述の分野 |
考古学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
考古学からみた漢晋間における都城制・墓制・輿服制の変化は、古代/中世の時代区分をめぐる文献史学の議論に裨益するところが大きい。また、ICP・鉛同位体比分析によって、王莽が原料の採掘から制造までをコントロールした銅鏡、後漢後期の四川における広漢派と九子派の神獣鏡、制作年と制作地を記した古蜀青銅器の化学的性質を明らかにし、仏教文化の東伝にともなって響銅や黄銅などの新しい銅合金が出現するプロセスを蛍光X線分析によって検討した。こうした文理融合の研究方法を開拓した学術的意義は大きい。
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