研究課題/領域番号 |
21H00754
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
児島 幸治 関西学院大学, 国際学部, 教授 (80388727)
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研究分担者 |
忽那 憲治 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (00275273)
菅原 智 関西学院大学, 商学部, 教授 (40331839)
ADHIKARY B.K. 兵庫県立大学, 国際商経学部, 教授 (40512976)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | family firms / performance / corporate governance / M&A / financial strategies / Japan |
研究成果の概要 |
研究成果として、学術論文(WP含む)、ファミリービジネスの事例研究、上場ファミリービジネス企業経営者を類型分け(創業者・親族・非親族)した1991年~2021年のデータベースを用いて、同族企業と非同族企業のダウンサイジングの傾向の相違、財務戦略の業績差を比較した研究を行った。また、同族企業と非同族企業のM&A戦略後の株価変動の比較研究、外国人持ち株比率が同族会社の業績に与える影響について明らかにする研究を行った。
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自由記述の分野 |
経営学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本は多くの歴史あるファミリービジネス(同族企業)を擁するファミリービジネス大国であるが、ファミリービジネスという形態は、否定的な文脈で用いられることが多い。構築したデータベース等を用いて行った研究成果が明らかにしたことは、ファミリービジネスの形態が必ずしも古臭くなく、外国人持ち株比率などが企業業績に対する正の影響であり、同族企業が非同族企業と比較してM&A後の株価パフォーマンスが高いこと、財務戦略がより優れている、ダウンサイジングに対して否定的であるなどを明らかにすることができた。多くの同族企業の経営者とのインタビューや訪問調査を通じて、その強みと可能性について改めて確認することができた。
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