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2023 年度 実績報告書

パーソナルネットワークに着目したグレイ・デジタル・デバイドに関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21H00779
研究機関東京経済大学

研究代表者

北村 智  東京経済大学, コミュニケーション学部, 教授 (40511960)

研究分担者 森 玲奈  帝京大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (70588087)
片桐 恵子  神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (80591742)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード超高齢社会 / ICT利用 / 社会的支援 / 対人ネットワーク / 家族・親族
研究実績の概要

2023年度には本研究の目的である高齢者のパーソナルネットワークとICT利用の関係について因果推論を行ない、グレイ・デジタル・デバイドを実証的に検討するとともに、グレイ・デジタル・デバイドの解消方法について実践的含意を得ることを達成するために、定量的パネル調査第2波を実施した。
この定量的パネル調査第2波の実施にあたり、2022年度に実施した定量的パネル調査第1波のデータ分析を進めるとともに、2022年度から継続している定性的面接調査を実施した。また、高齢者の子世代による親のスマートフォン利用に対する支援内容とその困難についてのオンライン調査の分析を進めた。定量的パネル調査第1波の分析結果から、中高年・シニア世代のインターネット利用内容が「サービス・アプリ利用」「対人コミュニケーション利用」「ソーシャルメディア利用」に分けられ、利用内容における格差がみられることが明らかになった。また、そうした格差は性別・年齢・学歴を統制しても、社会的支援との関係がみられることが明らかになった。これらの分析結果については、日本社会心理学会第64回大会で報告した。
また、定量的パネル調査第2波は2023年10月に実施し、2022年度実施の第1波に調査協力を得た800名に依頼した。第2波調査では670名からの回答を収集し、665名の有効データを得た(回収率83.1%)。第2波調査で得られたデータは第1波調査データと合わせて因果関係の分析を進めた。これにより、インターネット利用内容における格差に因果的に関係する要因についての知見が得られる。

現在までの達成度 (段落)

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] スマートフォン利用に関するシニア世代への社会的支援の内容と苦労についての基礎的検討2024

    • 著者名/発表者名
      北村智
    • 雑誌名

      コミュニケーション科学

      巻: 59 ページ: 201-213

    • オープンアクセス
  • [学会発表] 中高年・シニア世代のインターネット利用と社会的支援の関係2023

    • 著者名/発表者名
      北村 智, 片桐恵子, 森 玲奈
    • 学会等名
      日本社会心理学会第64回大会

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公開日: 2024-12-25  

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