研究課題
1.「効果的な虐待予防および悪化防止支援モデル」のアウトカム評価の実施:保護者に対する調査(育児困難感、保護者のストレス、家庭環境と支援ニーズに関する実態把握)、医療・福祉・教育専門職による子どもへの調査(子どもの心身の健康と課題に関する専門的な評価)を実施した。専門職による子どもの発達状態、健康状態、社会適応、問題行動の評価、保護者に対する質問紙調査、専門調査員による家庭環境評価、面接調査、環境評価を行い、評価の妥当性を検証しつつ育児困難感の特性別パネルコホートを用いた支援のアウトカム評価を行った。育児困難感、保護者のストレス、子どもの発達状態、健康状態、社会適応、問題行動につき、保育環境、家庭環境、家族と子どもの特性要因の影響を除いて比較分析した。2.アウトカム評価に基づく「効果的な虐待予防および悪化防止支援モデル」最終版の作成:アウトカム評価を反映させ、介入研究成果に基づいた支援モデルの最終版を作成した。3.「効果的な虐待予防および悪化防止支援モデル」の実践活用方法の提案:実践の場で活用しやすいさまざまな方法を提案した。4.育児困難感の特性別の軌跡と影響要因、支援の効果に関する科学的な根拠の提示:実践の場において、「効果的な虐待予防および悪化防止支援モデル」を十分に活用するために、具体的な実践につながるさまざまな形の活用方法を提示した。育児困難感の特性別に、子ども、保護者、専門職、子どもの友人、近隣地域などに向けて、実際に支援を活用する際の目的、方法、進め方のコツ、把握する必要のあるポイント、予測される成果などを詳細に解説したホームページを作成し広く利用可能とした。
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 2件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 図書 (1件) 備考 (1件)
Child Abuse & Neglect
巻: 141 ページ: -
10.1016/j.chiabu.2023.106226
Children and Youth Services Review
巻: 155 ページ: ー
10.1016/j.childyouth.2023.107176
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