研究課題
令和3年度は理論的研究、令和4年度は全国6か所に置いてシンポジウムを行うと同時に、日本シティズンシップ教育学会の研究大会で議論を行った。その成果は日本語の報告書1冊と、日本語と英語を併記した報告書1冊にまとめた。最終年度である令和5年度は、実際に若者を中心としたネットワーク上の交流実験に進んだ。具体的には「ドリームプロジェクト」と題して実際に世界中の高校生や大学生のネットワークを形成し、早稲田大学を中心としてZoomおよび途中からメタバース内の仮想空間における交流を行った。早稲田大学チームは東日本大震災の被災地を取材し、日本における社会問題が凝縮された「復興」「過疎化」などのキーワードで世界に発信した。さらに各国の高校生や大学生はメタバース内で相互の国を案内するなど、バーチャルな交流を行い、各国の社会問題と「夢」を語り合った。これらの集大成として、令和6年3月2日(土)には同志社大学の今出川キャンパスで、「メタバース体験会」「国際シンポジウム」「ドリームプロジェクト」の三本立ての大会を行った。特に「国際シンポジウム」では、日本側の研究者だけでなく、スタンフォード大学の「Viurtual People」のプロジェクトメンバーであるAnna Queiroz氏、日本におけるメタバース内の教育を先駆的に行ってきたWAM高等学院の小林氏、モンゴル国で革新的な学校制度を進めてきた新モンゴル学園の教員および生徒にも参加していただいた。これまでのメタバースの利用に関する成果は、“An Exploratory Study on “Virtual Citizenship” and Citizenship Education”とまとめると同時に、令和6年度の出版に向けて本国際シンポジウムの成果を、英語および日本語で作成中である。
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Annual Bulletin, Graduate School of Education, Tohoku University
巻: Volume 10 ページ: 1-19
学習院大学教職課程年報
巻: 9 ページ: 61 - 72