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2023 年度 研究成果報告書

個の特性に最適化するためのデジタル・リーディング環境評価ツールの開発と評価

研究課題

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研究課題/領域番号 21H00888
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分09060:特別支援教育関連
研究機関広島大学

研究代表者

氏間 和仁  広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (80432821)

研究分担者 奥村 智人  大阪医科薬科大学, 小児高次脳機能研究所, 特別職務担当教員(講師) (00538077)
永井 伸幸  宮城教育大学, 大学院教育学研究科高度教職実践専攻, 教授 (50369310)
大島 研介  横浜商科大学, 商学部, 准教授 (80636811)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード特別支援教育 / 支援技術 / 評価 / 読み / 視線 / 実験心理
研究成果の概要

GIGAスクール構想やデジタル教科書の普及に伴い想定されるデジタルリーディングの読みの環境の評価ツールの開発を行なった。本ツールには広島・宮城で収集した小中学生の読み速度の標準データを内包しており,そのデータの読み速度の平均値と標準偏差を用いることで,クラスの中での児童生徒の読みの困難度を評価することを可能にしている。また,その標準データは教研式reading testとの強い相関係数を示しており,読みの総合力を反映するデータであることが示されている。また,読書中の眼球運動を測定し,読みに困難のある児童生徒は音読時にサッケードを伴わない停留が頻発していることを発見し読み困難の一端を解明した。

自由記述の分野

特別支援教育

研究成果の学術的意義や社会的意義

学術的には,(1) 小学校1年生から中学校1年生から3年生の短文及び長文の読速度データと読書力偏差値のデータを収集することができ,今後の読み研究の基礎資料として利用できる。(2) 読み困難のある児童生徒と,ない児童生徒の読書中の眼球運動及びNIRSによる脳血流のデータを収集し,読み困難のある児童生徒の原因を探るためのデータを収集することができ,今後の読み困難の研究を眼球運動や脳活動の側面から進めることができる。また,社会的には本研究で得られた標準データを備えた読み評価ツールアプリを開発公開することができ,児童生徒の読み評価及びより適したデジタルリーディングの環境を提案できるようになる。

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公開日: 2025-01-30  

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